紫木蓮咲きて貴族の家となり いーぶん
(しもくれん さきてきぞくの いえとなり)
木蓮は多くの場合、高木になっていて、見上げるような姿勢で眺めます。
花も大きく、すがすがしく、その姿勢と相俟って、気品さえ感じさせます。
その花が紫となると、高貴な色という先入観もあるのでしょうが、独り居の瓦屋根の家が、貴族の館に見えてきます。
5日ぶりに光明寺の御衣黄桜を見に行きました。
ほんのりピンクがかっているのを期待してたのですが、どうにも冴えません。
17日の大雨強風のせいでしょうか。身を固くして雨風に耐えた、そんな風情です。
一方、御衣黄桜もどき(?)の方は、黄から赤味の増した色になっていました。